“農業・農政”記事一覧

農業・食料ほんとうの話〔第163回〕
米価高騰の深層~何が見落とされているのか~
鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

農業・食料ほんとうの話〔第163回〕<br> 米価高騰の深層~何が見落とされているのか~<br> 鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

日本農業の根幹と日本人の主食が失われ、「日本は飢える」というシナリオに向かいつつある。コメの需要が減るから生産も減らし続けていくという政策を続けていたら「負のスパイラル」で、日本の稲作とコメ業界は縮小していくだけである。 […]

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公開日:2025/03/03 記事ジャンル: 配信月: タグ: / /

農業・食料ほんとうの話〔第162回〕
いまだに国内生産が過剰と言い続ける愚かさ~これ以上農家に負担を押し付けてはならない~
鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

農業・食料ほんとうの話〔第162回〕<br> いまだに国内生産が過剰と言い続ける愚かさ~これ以上農家に負担を押し付けてはならない~<br> 鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

令和のコメ騒動が収まらない中で、政府から 2 0 2 5 年のコメ需給見通しが出された。驚くべきことに、いまだにコメは余っているとして、さらなる減反の必要性を示した。酪農も生産調整に協力しないと補助金を出さない方向性が出 […]

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公開日:2025/02/03 記事ジャンル: 配信月: タグ: / /

【トップ対談38】組合員・地域とともに
都市型JAの起点は都市農業・農地の保全にあり(上)
ゲスト/岩坂嘉邦(兵庫県JA加古川南 代表理事組合長)

【トップ対談38】組合員・地域とともに<br> 都市型JAの起点は都市農業・農地の保全にあり(上)<br> <small>ゲスト/岩坂嘉邦(兵庫県JA加古川南 代表理事組合長)</small>

JA加古川南は、加古川市の一部を区域としている。大きなJAではないが、准組合員が多く、貯金高の多い都市型JAとなっている。この地域の特徴はため池が多く、その管理を通して農会、水利組合がよく発達している。正組合員の要望に応 […]

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公開日:2025/01/06 記事ジャンル: 配信月: タグ: / / / / / /

農業・食料ほんとうの話〔第 161 回〕
農業・農村を守る政策実現に新たな展望~超党派の国民運動が収斂するか~
鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

農業・食料ほんとうの話〔第 161 回〕<br> 農業・農村を守る政策実現に新たな展望~超党派の国民運動が収斂するか~<br> 鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

農業・農村を守る政策の方向性は与野党を問わず収斂してきている。前々回(159 回)も言及した通り、2009 年に石破農水大臣が発表した農政プラン、戸別所得補償制度、食料安保確立基礎支払いの基本概念には共通項がある。与野党 […]

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公開日:2025/01/06 記事ジャンル: 配信月: タグ: / /

農業・食料ほんとうの話〔第160回〕
生産調整で農家を疲弊させる政策に終止符を
鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

農業・食料ほんとうの話〔第160回〕<br> 生産調整で農家を疲弊させる政策に終止符を<br> 鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

今、令和の米騒動とも言われている。加えてバターが足りないとか、国産オレンジジュースが飲めなくなるとか、輸入肉が手に入らないとか、日本の食料は大丈夫かという懸念が、目に見える形で顕在化してきている。その原因はどこにあるのか […]

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公開日:2024/12/02 記事ジャンル: 配信月: タグ: / /

農業・食料ほんとうの話〔第159回〕
2009年の農水大臣による画期的な農政改革提案
~米国型の不足払い制度の導入~
鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

農業・食料ほんとうの話〔第159回〕<br> 2009年の農水大臣による画期的な農政改革提案<br> ~米国型の不足払い制度の導入~<br> 鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

自民党の石破茂総裁が 1 0 月 1 日に首相に選出された。その後、衆議院を解散、2 7 日に投開票の選挙を迎える。2 0 0 9 年の初め、当時の石破農林水産大臣が、2 0 0 8 年に筆者が刊行した『現代の食料・農業 […]

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公開日:2024/11/01 記事ジャンル: 配信月: タグ: / /

農業・食料ほんとうの話〔第158回〕
食生活「洋風化」の深層
鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

農業・食料ほんとうの話〔第158回〕<br> 食生活「洋風化」の深層<br> 鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

ご飯を中心とする日本型食生活は、栄養バランスのよい健康的な食事である。しかし、この伝統的な日本型食生活を脅かしたのが、戦後すぐのアメリカによる小麦戦略だった。日本人の食生活の洋風化が、日本農業の弱体化と自給率低下をもたら […]

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公開日:2024/10/01 記事ジャンル: 配信月: タグ: / /

農業・食料ほんとうの話〔第157回〕
「オレンジ・牛肉ショック」の深層 貿易自由化と消費者選択
鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

農業・食料ほんとうの話〔第157回〕<br> 「オレンジ・牛肉ショック」の深層 貿易自由化と消費者選択<br> 鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

前回は、「コメ・バター不足」の原因を猛暑とインバウンドだと説明するのは表層的であり、農家を疲弊させる政策の結果であることを認識すべきと述べた。「オレンジ・牛肉ショック」についても同様の視点が必要である。 クリックして読む

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公開日:2024/09/02 記事ジャンル: 配信月: タグ: / /

【提言】
地域社会に果たすJAの役割は大きい
心と体の健康を支える食と農
鎌田 實 医師・作家

【提言】 <br>地域社会に果たすJAの役割は大きい <br>心と体の健康を支える食と農 <br>鎌田 實 医師・作家

医師として病院に勤めるかたわら、住民一人ひとりの毎日の食習慣を改善するなど、長年にわたり地域の健康づくりをすすめてきた鎌田さん。さらに、住み慣れた地域で生きがいをもって最期まで暮らせるように地域包括ケアシステムの構築に尽 […]

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公開日:2024/08/01 記事ジャンル: 配信月: タグ: / / / /

農業・食料ほんとうの話〔第156回〕
コメ・バター不足の根本原因~データが示す「農業総崩れ」~
鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

農業・食料ほんとうの話〔第156回〕<br> コメ・バター不足の根本原因~データが示す「農業総崩れ」~<br> 鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

国民の食料安全保障の根幹となるコメ。その生産現場を担う稲作経営はとりわけ厳しい状況に置かれている。酪農家、肥育農家の経営も同様で、離農の動きが加速している。それぞれの経営収支のデータを基に、今後どのように農家を支えていく […]

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公開日:2024/08/01 記事ジャンル: 配信月: タグ: / /

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