“農業・農政”記事一覧

農業・食料ほんとうの話〔第167回〕
再燃する「農協改革」という名の「農協攻撃」
鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

農業・食料ほんとうの話〔第167回〕<br> 再燃する「農協改革」という名の「農協攻撃」<br> 鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

米価高騰問題をめぐり、「農協悪玉論」がメディアで高まっているように思われる。農協組織も「自己改革」に取り組んでおり、改革が必要な課題があるのは確かだが、「農協悪玉論」は、実態からよく検証してみる必要がある。そして、そこに […]

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公開日:2025/07/01 記事ジャンル: 配信月: タグ: / / /

【トップ対談40】組合員・地域とともに
柑橘トップ産地の原動力「切磋琢磨」(下)
ゲスト/小笠原栄治(愛媛県JAにしうわ 代表理事理事長)

【トップ対談40】組合員・地域とともに<br> 柑橘トップ産地の原動力「切磋琢磨」(下)<br> <small>ゲスト/小笠原栄治(愛媛県JAにしうわ 代表理事理事長)</small>

柑橘トップ産地のJAにしうわ。2024(令和6)年度の柑橘の平均単価は400円を超え、長期低迷から脱した感があるが、予断は許さない。西宇和の知名度とブランド力向上に向け、大手広告代理店を通じて積極的な販促活動を行っている […]

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公開日:2025/06/02 記事ジャンル: 配信月: タグ: / / / / / / /

農業・食料ほんとうの話〔第166回〕
「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物
鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

農業・食料ほんとうの話〔第166回〕<br> 「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物<br> 鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

トランプ関税に日本政府は浮足立っている。一目散に出向いて、どれから譲ればいいですかと聞きに行き、絶対切ってはならないコメのカードを最初から出すから許してと言い出すのは交渉になっていない。すべてを失うだけだ。コメ・農業を守 […]

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公開日:2025/06/02 記事ジャンル: 配信月: タグ: / / /

農業・食料ほんとうの話〔第165回〕
国内供給を蔑ろにして進む輸出米と輸入米~高まる飢餓のリスク~
鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

農業・食料ほんとうの話〔第165回〕<br>国内供給を蔑ろにして進む輸出米と輸入米~高まる飢餓のリスク~<br>鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

備蓄米が市場に出回っても、令和の米騒動が収まらない。今こそ、国内の主食米の生産増強への支援が不可欠であるにもかかわらず、政府は流通悪玉論、農協悪玉論で目くらまししている。根本原因に目を背けたままにすれば、事態は深刻化し、 […]

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公開日:2025/05/02 記事ジャンル: 配信月: タグ: / / /

【トップ対談40】組合員・地域とともに
柑橘トップ産地の原動力「切磋琢磨」(上)
ゲスト/小笠原栄治(愛媛県JAにしうわ 代表理事理事長)

【トップ対談40】組合員・地域とともに<br>柑橘トップ産地の原動力「切磋琢磨」(上)<br><small>ゲスト/小笠原栄治(愛媛県JAにしうわ 代表理事理事長)</small>

専門農協の旧西宇和青果農協と総合農協のよき伝統を受け継いで、営農指導と出荷販売に注力するJAにしうわ。共選の独自性と結集力を強化しながら柑橘トップ産地の地位をキープしている。その原動力は生産者の「切磋琢磨」にあるとされる […]

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公開日:2025/05/02 記事ジャンル: 配信月: タグ: / / / / /

農業・食料ほんとうの話〔第164回〕
農と食を守る正念場
鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

農業・食料ほんとうの話〔第164回〕<br> 農と食を守る正念場<br> 鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

日本の農家も立ち上がり、3月30日にトラクター・デモを行う予定である。コメ農家も時給10円にまで落ち込むほどに追い込まれ、このまま放置したら、あと10年も待たずに日本の農家、農業・農村が崩壊し、食料自給率もさらに低下しか […]

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公開日:2025/04/01 記事ジャンル: 配信月: タグ: / / /

農業・食料ほんとうの話〔第163回〕
米価高騰の深層~何が見落とされているのか~
鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

農業・食料ほんとうの話〔第163回〕<br> 米価高騰の深層~何が見落とされているのか~<br> 鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

日本農業の根幹と日本人の主食が失われ、「日本は飢える」というシナリオに向かいつつある。コメの需要が減るから生産も減らし続けていくという政策を続けていたら「負のスパイラル」で、日本の稲作とコメ業界は縮小していくだけである。 […]

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公開日:2025/03/03 記事ジャンル: 配信月: タグ: / /

農業・食料ほんとうの話〔第162回〕
いまだに国内生産が過剰と言い続ける愚かさ~これ以上農家に負担を押し付けてはならない~
鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

農業・食料ほんとうの話〔第162回〕<br> いまだに国内生産が過剰と言い続ける愚かさ~これ以上農家に負担を押し付けてはならない~<br> 鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

令和のコメ騒動が収まらない中で、政府から 2 0 2 5 年のコメ需給見通しが出された。驚くべきことに、いまだにコメは余っているとして、さらなる減反の必要性を示した。酪農も生産調整に協力しないと補助金を出さない方向性が出 […]

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公開日:2025/02/03 記事ジャンル: 配信月: タグ: / /

【トップ対談38】組合員・地域とともに
都市型JAの起点は都市農業・農地の保全にあり(上)
ゲスト/岩坂嘉邦(兵庫県JA加古川南 代表理事組合長)

【トップ対談38】組合員・地域とともに<br> 都市型JAの起点は都市農業・農地の保全にあり(上)<br> <small>ゲスト/岩坂嘉邦(兵庫県JA加古川南 代表理事組合長)</small>

JA加古川南は、加古川市の一部を区域としている。大きなJAではないが、准組合員が多く、貯金高の多い都市型JAとなっている。この地域の特徴はため池が多く、その管理を通して農会、水利組合がよく発達している。正組合員の要望に応 […]

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公開日:2025/01/06 記事ジャンル: 配信月: タグ: / / / / / /

農業・食料ほんとうの話〔第 161 回〕
農業・農村を守る政策実現に新たな展望~超党派の国民運動が収斂するか~
鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

農業・食料ほんとうの話〔第 161 回〕<br> 農業・農村を守る政策実現に新たな展望~超党派の国民運動が収斂するか~<br> 鈴木宣弘 東京大学大学院 特任教授

農業・農村を守る政策の方向性は与野党を問わず収斂してきている。前々回(159 回)も言及した通り、2009 年に石破農水大臣が発表した農政プラン、戸別所得補償制度、食料安保確立基礎支払いの基本概念には共通項がある。与野党 […]

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公開日:2025/01/06 記事ジャンル: 配信月: タグ: / /

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