【協同の歴史の瞬間】1947(昭和22)年11月19日「農業協同組合法」公布 12月10日 施行監修/堀越芳昭 山梨学院大学 元教授
前回はGHQ「農民解放指令」に基づき農地改革が進められたことをみた。今回は上記「指令」に基づき農業協同組合法が検討されるが、その過程を追っていく。
1946(昭和21)年3月15日に農林省作成の「農業協同組合に関する第一次案」をGHQに提出する。さらに、第二次案、三次案を提出するがGHQの認めるところとならなかった。
この状況を変化させたのが1947(昭和22)年1月5日)のスケンク天然資源局長と和田農林大臣との会談であった。会談後、スケンク局長は「覚書」で農業会の清算、協同組合原則に立脚した組織づくりを強調した。
これ以降、GHQと農林省による協同作業により農協法案等づくりが行われ、新しい農業協同組合法は11月19日公布、12月10日施行となる。これに伴って農業会は翌年8月14日までに解散することになった。
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公開日:2025/11/04 記事ジャンル:協同の歴史の瞬間 配信月:2025年11月配信 タグ:協同の歴史 / 役職員学習


















