【協同の歴史の瞬間】 賀川豊彦の「乳と蜜の流るゝ郷」(その5) 1934(昭和9)年『家の光』7月号 従業員の会話から消費組合の実態が明らかになる 1934(昭和9)年『家の光』8月号 東助、高円寺消費組合の再建に向け、奮闘する 監修/堀越芳昭 山梨学院大学 元教授

東助は、高円寺消費組合で働きだした。東助は奮闘するものの組合の運営に大きな課題があることが明らかになる。

ある日の午前2時、組合に高等刑事が躍り込んできて、そこにいた従業員7人全員を捕縄する。左翼ではない、という理由で東助だけ縄を解かれる。6 人が検束され一人残された東助は、彼らが無産階級の解放のために、命がけでやっている態度に感動し、産業組合運動でもこのエネルギーが必要だと痛感する。その上で、消費組合を再建させて、福島県の山奥に帰ることを決意する。

東助は、店舗をきれいにするところから出発し、婦人の力を借りて組合の再建に向けて奮闘する。

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公開日:2024/04/01 記事ジャンル: 配信月: タグ: /

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