【協同の歴史の瞬間】
賀川豊彦の「乳と蜜の流るゝ郷」(その18)
1935(昭和10)年9月号  平泉を中心に東助への攻撃が始まる
村の更生のため、東助、組合の理事を辞職する
監修/堀越芳昭 山梨学院大学 元教授

秋を迎えた大塩村は木の実に恵まれた。「農村産業組合学校」における藤島講師の「立体農業」からヒントを得た青年たちが養豚、養鶏など新しい農業を模索し始める。

東助は、外部の援助もなく電灯料金値下げ等を目的に「演説会」を開催する。演説する東助に近づいた平泉は、平手で東助を殴るが、逆に登壇した土方の連中に殴られ、留置場に留め置かれた。

留置場を出た平泉は、東助への攻撃を始める。攻撃は、山根派の新聞も悪用され、気の強いお竹まで東京に行く、と言わせ、お竹と鈴子は東京に向かう。

平泉は、県会議員の補欠選挙等も利用し、東助を追い詰め、東助は遂に、組合の理事を辞職する。

クリックして読む 協同の歴史の瞬間

公開日:2025/05/02 記事ジャンル: 配信月: タグ: /

この記事をシェアする

twitter
facebook
line
ページトップへ