【協同の歴史の瞬間】 賀川豊彦の「乳と蜜の流るゝ郷」(その8)1934(昭和9)年 『家の光』9月号(下) 鈴子と将来を約束して、東助は福島に帰っていく。 1934(昭和9)年『家の光』10月号 東助「疲弊のどん底」にある故郷で、一歩踏み出す。 監修/堀越芳昭 山梨学院大学 元教授

中央会訪問後、日比谷の地下室食堂で食事しているときに、東助が病気になった時に助けてくれた浦江夫人と小浜里子に会う。東助は鈴子を二人に紹介し、雑談する中でここでも二人に助けてもらう。食事後、二人きりになった東助と鈴子は、変わらぬ愛とここ一、二年の目標について確認する。そして、鈴子の見送りを受けて、東助は貨物自動車で故郷を目指す。

東助を待っていたのは、貧乏を絵にかいたようなわが家であり、「疲弊のどん底」ともいうべき故郷であった。東助は、長野県上田市、東京で学んだ立体農業や産業組合の話をして農村更生のヒントを提供する。青年団、処女会有志が動き出す。

クリックして読む 【協同の歴史の瞬間】賀川豊彦の「乳と蜜の流るゝ郷」(その8)1934(昭和9)年『家の光』9月号(下)鈴子と将来を約束して、東助は福島に帰っていく。1934(昭和9)年10月号東助「疲弊のどん底」にある故郷で、一歩踏み出す。

公開日:2024/07/01 記事ジャンル: 配信月: タグ: /

この記事をシェアする

twitter
facebook
line
ページトップへ